【レザークラフト】手間要らず!超便利なコバワックスのご紹介

レザークラフト

こんにちは!

植物タンニン鞣しレザーを使ってレザークラフトをするとなると、多くの方が悩むのが「コバ磨き」に関することだと思います。

コバ磨きはレザークラフトの中でも特にこだわりや手順の違いが如実に表れる工程であり、十人十色のコバ磨きが存在していて「これが正解」という手法が存在しないためです。

大雑把に分類すると①やすり掛け、②コバ処理剤での磨き、③ワックスがけとなる方が多いと思うのですが、今回は③ワックスがけのおすすめについてご紹介させていただきたいと思います。

それではさっそくいってみましょう!

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コバのワックスがけとは

まず最初に、コバのワックスがけは必ず必要な工程かと言うとそういうわけではありません。

趣味で自分用に小物を作っているような方であれば、ワックスは使わなくても特に問題はないです。
上に記載しました手順の②コバ処理剤での磨きまでがしっかりできていれば、見た目も使用上も特に困ることはないと思います。

ではなぜコバにワックスをかけるのかと言うと、②よりさらにコバに美しさと耐久性を持たせるためです。
よくあるワックスのイメージそのままかと思いますが、ワックスを塗り込むことでコバはより光沢を持ち頑丈に仕上がります。

そのためコバ磨きを行って革製品を販売されている方はワックスがけを行っている方がほとんどだと思いますが、趣味でやっている方にもクオリティアップのためぜひ挑戦してみていただきたい工程です!

コバワックスとはどんなもの?

本題ですが、コバワックスとして最も普及している製品は以下の固形ワックスだと思います。

こちらをコバに塗りこんで磨くことで、トコノール等の処理剤での磨きよりさらにツヤツヤになります。
具体的に感じたことは残念ながらありませんが、理論的には耐久性も向上するはずです。

私も無色のコバワックスを所持しており結構使用しているのですが、以下のように使った箇所が凹んでいるものの全体としてはほぼ減っておらず、1本持っておけばかなり長いこと使っていけると思います。

そんなコバワックスですが、1つだけ欠点があります。それは熱で溶かして塗り込むという手間がかかってしまうことです。

実際手にしてみると感じるのですが、このコバワックスは想像以上にカチカチです。
私も初めて手にした際は硬っ!と驚きました。

その硬さゆえにコバに塗り込むのには少々手間がかかります。

直接コバに擦り付けるのが一番簡単なのですが、硬さゆえ「これ本当に塗れているの?」となることが多いです。
柔らかい革や薄い革だとさらに難しくなるでしょう。

そんなときは熱で溶かして塗り込む必要があるのですが、それもまたひと手間かかります。

ライターで炙っても溶けるのは一瞬でまたすぐに固まってしまうので、均一に塗ることは難しいです。
そのためコバに塗ったあともムラをなくすため、今度はコバ自体を熱して再度塗り広げてやる必要があります。

その際手芸用の電気コテがあれば快適に作業できるかもしれませんが、電気コテは3000円ほどと少々お高いです…。

そのため私を含めライターやフチ捻(+アルコールランプ)で代用している方が多いのでは思いますが、火を使うので革の焦げや安全性に注意する必要があり気を遣う作業となってしまいます。

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コバワックスをお手軽に!Lized社 ポリッシングワックス

そんな手間を解消する素晴らしいアイテムが、Lized社さんの販売する
「ポリッシングワックス」です!

こちらは固形ではなく液体状のワックスのため、綿棒などに含ませて熱いらずで簡単に均一に塗ることができるのです!

お手軽さゆえ効果は固形ワックスには少し及ばないそうなのですが、個人的にはそんなこともなく非常にいい製品だと思います。

以下は固形ワックスとポリッシングワックスでそれぞれ仕上げたコバ(厚み:3mm)の比較画像ですが、ほとんど仕上がりに差がないのがお分かりいただけるかと思います。

また画像では非常に伝わりづらく申し訳ないのですが、以下のように塗り終わった綿棒が固まるので、耐久性が増していることもしっかり実感できます

唯一欠点を挙げるとすれば、容器が縦長のため使用していくうちに綿棒が中身に届かなくなってしまうことでしょうか…。
そのため私は底の浅いビンに移し替えて使っています。容器を倒してしまう心配もなくなるのでおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

使いやすさの点においてポリッシングワックスをおすすめさせていただきましたが、熱することで革が引き締まる効果もあるようなので、私は硬い革・縫い合わせた厚い革には固形ワックス、柔らかい・薄い革にはポリッシングワックスという風に使い分けて作業しています。

どちらにも一長一短があることを踏まえて、シーンごとに効果的な処理方法を使い分けて作品作りに取り組んでいきたいですね!

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