こんにちは!
私は趣味兼副業としてレザークラフトをしていますが、製作物の中で最も多くの割合を占めているのが「財布」です。
財布はレザークラフトの中でも定番中の定番と言えるアイテムですし、私がレザークラフトを始めたのも理想の財布を作りたい!と思ったからです。
キャッシュレス化が進んでいますが完全に現金なしというのはなかなか難しく、またクレジットカードなどのカード類を入れるためにも(もはやカード入れのような…?)、まだまだ財布は人気のある製品だと思います。
そんな財布ですが、みなさんご存知の通りたくさんの種類があります。
キャッシュレス化に伴いその種類もどんどん多様化してきていると思います。
そこで今回は、財布を作る側になって感じた財布の種類ごとの特徴をまとめてみたいと思います!
今まで使ったことのないタイプに挑戦しようかどうか悩んでいる方のお役に立てれば嬉しいです。
紹介する財布の種類
今回ご紹介する財布は以下の5種類です。
- 三つ折り財布
- 二つ折り財布
- 長財布
- L字ファスナー財布
- ミニ財布
財布ごとの特徴
三つ折り財布
三つ折り財布は比較的コンパクトな財布で、構造もシンプルで使いやすい財布だと思います。
一般的な三つ折りのメリット・デメリットは以下のものがあります。
コンパクトな財布がいいけれど、変わった形のものは使いこなせるか心配という方にぴったりだと思います!
- スタンダードな形だけどコンパクト
- 厚みのあるタイプなら収納力もGood
- お札に三つ折りの癖がつく
- 厚くなりがち
三つ折りを製作してみて思うところとしては、収納箇所が大きく上部・中部・下部の3か所に分かれるので、どこになにを配置するかなどアレンジが利きやすくいろんな可能性があるなと感じます。
外側にポケットを付けることも可能ですし、コンパクトさに対してのバリエーションの多さはぴかいちです。
オーダーなどで自分の希望を反映する際はいい意味で悩んでしまうのではないでしょうか。
二つ折り財布
最もベーシックな形と言ってもいい二つ折り財布は多くの方が使ったことがあるのではないでしょうか。
一般的な二つ折りのメリット・デメリットは以下のものがあると思います。
王道の見た目、使い心地を求める方におすすめです!
- シンプルイズベスト
- ラインナップが豊富
- 縦も横もそこそこ大きい
- 厚くなりがち
製作する側としては、二つ折りは形が完成されすぎていてオリジナル要素を入れるのがなかなか難しい財布です。
ペペロンチーノなんかはシンプルゆえにごまかしが効かず腕が現れると言われていますがそんな感じでしょうか…?
しかし革好き・財布好きとして二つ折りをラインナップに入れないというのは考えにくいので、多くの方はどうにかして自身の色を出して差別化を図っているジャンルではないかと思います。
そういった意味では作り手やブランドのやりたいことやコンセプトが最も如実に現れる製品かもしれません。
私も二つ折りを作っているのですが、どうやってこれ以上コンパクト化・スマート化させるか頭を悩ませたものです…。
長財布
長財布も二つ折りと同じくらい人気のあるタイプなので、使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
一般的な長財布のメリット・デメリットは以下のものがあると思います。
容量や取り出しやすさ・仕分け収納などの使い勝手を重視する方におすすめです!
- 大容量なのに比較的薄い
- お札が折れない
- 財布自体の大きさ
- 男性はしまう場所に困るかも
長財布を作っていて思うのは、使う革の面積が大きくて楽しい!ということです。
趣味全開で申し訳ないですが、やっぱり大きなパーツは革の個性(シワ・シボやトラなど)が感じられやすく、エイジングもたっぷり味わうことができてテンションが上がります。
機能面に着目すると、長財布は大きさや厚さ、使うパーツ(ファスナーやホックなど)等アレンジを利かせやすく、三つ折り同様いろんな可能性があります。
その分型紙を起こすのは大変ですが、作り手のやりたいことが詰まった楽しい製品になっていると思います。
L字ファスナー財布
L字ファスナー財布は近年人気上昇中のタイプで、ラインナップに加えるブランドやメーカーが増えてきている印象です。
一般的なL字ファスナーのメリット・デメリットは以下のものがあると思います。
薄い・コンパクトな財布が欲しいけど取り出しやすさが心配という方におすすめです!
- がばっと開いて取り出しやすい
- 薄くてコンパクト
- お札を折ってしまわなければならないタイプが多い
- 容量は少なめ
L字ファスナーは納得できる製品ができていないため当店の製品にはありませんが、個人的に作ってみたことはあります。
そして思うのは、「手が込んでいる」ということです。
構造上まず内部を作ってから外装パーツ組み合わせる必要があり、工程のリカバリーが効きにくく手順も煩雑なものが多いです。
またデメリットにお札を折らなければならないと書いていますが、折らずに収納できるタイプも近年見かけるようになっており機能性がどんどん向上しています。
それに伴い工程・手順の複雑化も進んでいて、同じ製作側として非常に手の込んだ作品が多いなあと感じることが多いです。
ミニ財布
形は様々なものがあるかと思いますが、今回はざっくり「ミニ財布」とまとめてしまいました。
一般的なミニ財布のメリット・デメリットは以下のものがあると思います。
とにかく小ささを最優先にしているので、容量は最小限でいい、キャッシュレス決済メインで使い勝手は重視しないという方におすすめです!
- とにかくコンパクト
- 容量は一番少ない
- 使い勝手もいまいち
昨今どんどん製品が増えて財布界の中で存在感を増しており、また他にはない尖った特徴を持ったものが多く、上手く自分と合う製品を見つけられればお気に入りとなること間違いなしです!
製作側としてもよくそんなアイデアを思いつくなあと感心することが多々あり、今後財布界隈の中でますます広がりが期待できるジャンルだと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
キャッシュレス化で財布はいらなくなるなんて声も聞かれますが、それはもう少し先のお話のようで、今は財布の進化が進んでいる時期だと思います。
いろんな選択肢が出てきた財布の中で、ぜひお気に入りの一品を見つけてみてください!
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