こんにちは!
レザークラフトをする上で、大抵の方はトコ面をトコノールなどで磨いて処理するかと思います。
そんなトコ面処理ですが、みなさん何を使って処理剤を塗布していますか?
個人的には指でそのまま塗っている方が多いのではないかと思います。
特に初心者の方はいきなりそれ用の道具を購入することはないと思いますので、ほとんどの方が指なのではないでしょうか。
そんな指でのトコ面処理ですが、地味に大変ではないですか?
小さいパーツならさほど苦労もありませんが、財布の外装など少し大きめなパーツになると何度かに分けて塗布しなければならず、結構時間がかかるものです。
ましてカバンなど大きなものを作ろうとするとA4サイズを超えるようなトコ面処理が複数待ち構えており、なかなかに重労働なのではないでしょうか。
本日はそんなトコ面処理、中でも大きな面の処理に大変役立つアイテムをご紹介します!
お手頃ですぐに導入できるものですので、ぜひ1度お試しいただければと思います!
スポンジブラシが便利!
さっそくのご紹介ですが、このスポンジブラシがトコ面処理にすごく便利です!
使い方は言うまでもないようなものですが、トコ面処理剤をスポンジに含ませて革に塗り広げるだけです。
スポンジ部分にトコ面処理剤を含ませるので1度に塗れる量が指とは比べ物にならないほど多く、ブラシ状のため塗ると同時に広げることができるため非常に効率的に処理剤を行き渡らせることができます。
カービングスポンジでも代用できますが、スポンジブラシの方が手が汚れないしスポンジの繊維カスが革に付着しないため個人的にこちらをおすすめしています。
何よりスポンジブラシの方がお手頃かつAmazonで簡単に入手できる点は大きなメリットだと思います!
スポンジブラシの注意点
そんな便利なスポンジブラシですが、注意いただきたいポイントが3点あります。
トコノールには向いてない
スポンジ部分に吸収させて使用するので、粘度の高いトコノールはあまり向いているとは言えません。
使用できないことはないと思いますが、粘度の低いトコフィニッシュやトコプロの方がより力を発揮してくれると思います。
トコ処理剤の粘度や使用感については以下の記事で紹介していますので、よかったら覗いてみてください。
使った後は洗わないと固まってしまう
これはスポンジブラシに限らずカービングスポンジや刷毛でも同じことなのですが、トコ面処理剤は乾くと固まるので使った後はすぐに洗わないとカチカチに固まってしまいます。
固まっても水でほぐせば使用できると思いますが、結局洗うのならばすぐに洗ってベストな状態を維持するよう心掛けたいですよね。
トコ面処理剤を別の容器に移し替えないとブラシが入らない
これは塗れる範囲が広いというスポンジブラシの長所の裏返しなのですが、スポンジが大きいがためにトコノールやトコフィニッシュなどの容器にブラシがしっかり入りません…。
柔らかいので押し込んで染み込ませることもできるとは思いますが、薬剤がこぼれたり飛んだりして銀面に付着しようものならショックも大きいと思いますので、できれば口の広い大きな容器に移し替えて使用することをおすすめいたします。
小さいサイズのスポンジブラシもありますが、せっかく広範囲に塗れるという特徴を潰してしまうので、できれば容器の方を変える方がよいと思います。
指で塗る場合も残り少なくなっても簡単にすくい取ることができるので、スポンジブラシの使用を問わず移し替えることはおすすめです!
最後に
カバンを作るときのトコ面処理は思っている以上に大変な作業ですので、ぜひ大物を作る際はスポンジブラシを活用してみてください!
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