【副業】私が副業にハンドメイドを選んだ経緯

副業

こんにちは!

私はサラリーマンの傍ら、趣味&副業でレザークラフトをしています。
稼いでいますと胸を張って言えるレベルでは全くないですが、会社に頼らない個人の力での収入を得ることができている点には満足しています。

さて、昨今の物価上昇や世界情勢など先行きが不安な現代社会において、副業を始めたいと思っている方は多いのではないでしょうか。

しかしいざ始めようと思っても、何から始めていいかわからないという方も多いと思います。
実際少し前までの私もそうでした。

本記事ではそんな私がどういった考えを経てレザークラフトを始めるに至ったかをご紹介します。
レザークラフトでの副業を勧める記事ではなく、「私は副業をこんな風に捉え、こういう考え方をした結果レザークラフト(副業)を始めました」という記事です。

よくあるおすすめの副業!みたいな記事ではありませんので実用性のない記事とがっかりされるかもしれませんが、だからこそ副業のことは何もわからないという方にぜひ読んでいただきたいです!

後で説明いたしますが、私はもともと副業に活かせる知識やスキルなど何も持っていませんでした。
そんな何もない私が副業というふわっとしたものをどういう風に考えて、どうやって実現にこじつけたかをご紹介します。

逆に価値を生み出せる知識やスキルをすでにお持ちの方にとってはこの記事は退屈なものになると思いますので、ブラウザバックしていただいて問題ございません。

私と同じく武器になるものがないと悩んでいる方の一助になれば幸いです!

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副業を始めるに至るまで

体調不良による本業の休職

すでに副業をしている、これから副業をしたいと思っている方、あなたのきっかけは何だったでしょうか?

私は「本業にプラスして副収入がほしいな」というぼんやりした考えから始まりました。よくある話だと思います。

しかし実はそう思っているだけで行動に移さない期間が数年ありました。
本業が忙しかったりプライベートが忙しかったりと、今思えば何かにつけて理由を作って実行していませんでした。
これだけで私が決して意識の高い人間ではないとお分かりいただけるかと思います…。

そんな私が変わったきっかけが、体調を崩して2か月間本業を休職したことです。
社会人になって年数も経ちそれなりの激務には慣れていたつもりだったのですが、コロナ禍でさらに激務度が増した結果パンクしてしまい、心が折れてしまいました。

「これ以上続けたら本当に壊れる」と思い早い段階で身を守った結果、幸い大事には至らず順調に回復し復職、今でも同じ会社に勤めています。
しかし一度折れた心やなけなしの仕事への情熱は戻らず、部署を変え別職種で勤務しています。

一見すると不幸なエピソードかもしれませんが、この経験を経て私の考え方は変わりました。

復職~副業を始めるまで

復職後に配属された部署は、こう言ってはなんですが前職種とは比べ物にならないほど楽な職場でした。

遠方への出張もない、土日にかかってくる電話に怯えることもない、残業も月10時間程度…。
楽というよりも、今まで感覚が麻痺していただけでこれが本来あるべき姿なのかもしれませんね。

そんな形で再スタートを切った私ですが、上記のように余裕のある環境かつ減少した給料(ほぼ残業代)をまかなうためにも本格的に副業を検討し始めるのに時間はかかりませんでした。

こんな風に副業をするに至った私ですが、環境と時間を手に入れたのは単に運が良かっただけにすぎず、例え前職種のような激務であったとしても副業は始めていたと思います。

なぜなら副業の動機の根幹はもっと別の部分にあるからです。

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なぜ副業をしようと思ったか?

環境に余裕が生まれたからというのもありますが、一番の理由は考え方が変わったからです。
休職を経て「会社は身を守ってくれない」ことを体感した、もっと言えば「雇用される側の限界」を実感したことが大きな要因です。

会社は身を守ってくれないというのは、見る人が見れば当たり前のことだと思います。
今まで私は運よくそれを感じる機会がありませんでしたが、自身の休職に加え昨今のコロナ禍による人員整理や雇止めが身近な範囲に及んだこともあり、身をもって経験することとなりました。

上記を実感したわかりやすいエピソードとして、休職後の評価が下がり給料もわずかですが下がったことがあります。

私が休職したことで本来別の業務をしていた人が代わりに私の業務まで負担してくれたことで、会社としては生産性が落ちたわけなので当然と言えば当然のことなのですが、納得はできてもやっぱり「体調崩すまで仕事した結果がこれ?」というショックもありました。

しかし所詮私と会社は「従業員は労働力を提供し雇用主は賃金を提供する」という雇用契約を結んでいるだけの間柄で、体調不良であれ何であれ私はその責務を果たせなかったというだけです。

これは悪いことでも何でもなく雇用契約とはそういうものですが、それまで特に大きな問題なく社会人生活を送っていた私はその前提をわかっていた「つもり」であっただけで、実際本当の意味合いを理解できていませんでした。

そしてそれがきっかけで、被雇用者の限界を考えるようになりました。

この先仮にどれだけ仕事を頑張っても、結局は被雇用者である限り今回の休職のようなケースは一生付いて回ります(役員などになれば違うのかもしれませんが)。

どんな時も条件や判断を決めるのは会社側であり、被雇用者が有利になることは滅多にないでしょう。
理解できても簡単には納得し難いものですが労働契約とはそういうものであり、私たち被雇用者はそれを承諾した上で入社しているのでどうしようもありません。

そうなるとこのモヤモヤを解決する方法は1つだけ、被雇用者の立場を脱するしかありません。

違法なブラック企業などはもちろん例外ですが、雇用側・被雇用側がどちらが正しいなどはなく、それぞれメリットもデメリットもあります。
休職をきっかけにそれらを総合的に考えた結果、私は経済的にも精神的にもサラリーマン1本ではなく二足の草鞋を履いた方が安定するタイプだと判断しました。

今はまだ独立したい・雇用する側になりたいなど考えてもいませんが、まずは経済的に会社に依存し切っている現状を1%でもいいので変えていくことを目標にしています。

「価値」って何だろう?

お金を稼ぐということとは?

突然小難しい話で大変申し訳ございませんが、みなさまはお金を稼ぐということはどういうことだと考えられているでしょうか?

お恥ずかしながら私は副業を始めるまでそんなことを深く考えたことがなく、お金を稼ぐ=仕事をする、もっと言えば「お金を稼ぐこととは会社に行くこと」と認識していたと思います。

そしてこれが副業を始めたいと考えているにも関わらず、具体的なアクションを起こせずにいた最大の理由でもあると今では考えています。

もちろん頭ではそんな馬鹿げた発想には至ってなかったはずですが、成果に関係なく1か月経てば給料が貰えるサラリーマンに慣れてしまっていた私は、根底にはそんな感覚が染み付いていたようです。

そしてそんな考え方では副業が上手くいかないのは言うまでもないですよね。
副業はどれだけ時間をかけたとしても結果が出なければ収入は0、決まった給料を払ってくれる人はいません…。

話を戻しますが副業をしている現在お金を稼ぐとはどういうことは、「価値を提供すること」だと感じています。
そんなの当たり前、意識高そう…なんて思われるかもしれませんが、今度は価値とは何か?ということを考えてみたいと思います。

そんなことを改めてまじめに考える機会なんてそうそうないと思いますので、よろしければもう少しお付き合いください!

価値について考えてみる!

さっそくですが、「価値」とはなんなのでしょうか。

私は今現在、価値とは「悩みを解決する」ことだと思っています。
もっと端的に言えば「需要に応える」こととなりますが、わかりやすくするため悩みを解決することと書きました。

例えば私が副業で提供している価値は「革製品を提供する」ことであり、「こんな財布が欲しいなあ」といった需要に応えるものです。
もっと言えば「大きい財布は邪魔だからもっとコンパクトな財布があればなあ」という悩みに応えることを目指しています。

こんな風に価値とは「こんなものがあったら」、「こんなサービスがあれば」といった悩みに対して解決策を提供していくことだと考えています。

しかし以前の私はこの「価値」というものを深く考えないまま副業をしようとしており、今思えばこれがよくなかったなと思います。
自分が解決できる悩みをまず決めた方が、きっと具体的な行動に移しやすいですよね。

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価値を提供するって難しい…

さて、価値を提供(悩みを解決)して対価をいただく副業ですが、その価値は自分の力のみで提供しなければなりません。

会社員とは異なり企業としての実績やブランド力、設備や備品、ノウハウなど何も持たない状況での戦いとなります。
当然のことのように思いますが、よく考えてみるとこれは非常に大変なことなのではないでしょうか。

例えば自分が創業100年以上続くような日系メーカーの社員だったとします。
大企業として長い時間をかけて築いてきた信頼とブランドの元、莫大な費用で整えられた設備や工場などを使って製品を作り、それを顧客に提供します。
この工程以外にも企画や物流など様々なコストがかかっており、非常にスケールの大きな話です。

そうした自身の力だけではない様々な武器を使い1か月間働いて、ようやく数十万円程度を得ることができます。
一個人が副業で同じくらい稼ごうとする場合、冷静に考えてなんの設備もなくツテもない状況で、上記と同じだけの「価値」を提供できるでしょうか?
残念ながら私にはそんな能力は現在進行形でありません…。

話がややこしくなりましたが、普段当たり前のようにもらっている給料は個人の範疇をはるかに超えたスケールの経済活動の結果として得ているものであり、同程度の金銭を稼ごうとした場合サラリーマンより副業(個人事業)の方が難易度が高いと言えると思います。

しかし語学力や専門知識、芸術面など会社に依存しない個人のスキルをお持ちの方は、それらを企業が提供するものと同程度のレベル(価値)で提供できれば十分に稼ぐことが可能だと思います。

仕事を取ってくるという別の努力は必要となりそうですが、自分の腕一本で稼ぐなんて憧れますよね。
最近だとフリーランスのSEなどがそんなイメージが大きい印象です。

長くなりましたが結局何言いたいことは、私に上記のような特殊なスキルは何もないということです!(今更ですね)

では一体どうすれば価値を提供できるのか?その決め方は?ということについて、次項で記載いたします。

自分の力だけで価値を提供するには?

さてサラリーマンとして企業の力も使えない状況で、特別なスキルも何もない私が「お金を払う価値がある」と感じてもらうには一体どうすればよいのか。

結論から言うと、目に見えて価値がわかりやすい「モノ」を提供することにしました。
お金をいただいてモノを渡すという大変わかりやすい構図です。

近年注目されるネットビジネス関連などは上手くはまれば大きな成果を上げられそうですが、「価値」を判断するのが難しそうなものも多いです。
それに比べて形のある「モノ」の場合、顧客にとっても私にとっても代金との比較が簡単で価値を測りやすいのではないかと考え選びました。

少し話がそれますが、個人的に人が「お金を払う価値がある」と感じることは、①自分ではできないこと②自分でできるけどしたくないことの2つだと思っています。

そして②は最悪自分でもなんとかできることなので、収入は①の方がよいことが多いのではないでしょうか。
ただ①は大多数の人ができないことができるようにならなければならないので、副業として始めるにはその分最初の難易度は高く、勉強するところからスタートになることが多いと思います。

私も当然例に漏れず当てはまっていたため、最初の勉強というハードルに耐えるために好きなテーマを選ぼうと考えた結果、もともと好きであった革製品に関連したレザークラフトにたどり着きました。

長くなってしましましたが、これが私がレザークラフト(副業)を始めるに至ったプロセスです!

最後に

長文かつ結論がはっきり出るような記事なく申し訳ございませんが、少しでも私と同じように「副業をしたいけど何ができるか、何をしたらいいか」と入り口で悩んでいる方の一助となれば幸いです!

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