【レザークラフト】大判革からの切り出しに『革用ハサミ』が大活躍!

レザークラフト

こんにちは。

みなさん革をカットするときは何を使われているでしょうか?
恐らく革包丁、別たち、カッターあたりでほとんどを占めていると思います。

そんな中、「革用のハサミ」があるのをご存知でしょうか?

ハサミは切るために何度も握る動作を繰り返す必要があり、長い箇所は一息でカットできないので、正直革包丁やカッターと比べるとメインの裁断道具にするのは難しいと言われています。

しかし実はそんな革用ハサミが大活躍する場面があるのです!

なかなかピンポイントなシーンなのですが、私自身もっと早く買っておけばよかったと思っています。
きっと共感してくださる方もいらっしゃると思いますのでよろしければぜひ!

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大きな革からのカットに大活躍!

早速ですが、革用ハサミが活躍するのは「大きな革をある程度の大きさにカットする時」です!
詳しく説明させていただきますね。

半裁やダブルショルダーは大きすぎて作業しづらい

ある程度レザークラフト歴が長くなるとA4やA3のカットレザーではなく、半裁やダブルショルダーなどの大きな革を購入する方が多いと思います。

その半裁やダブルショルダーから財布などの小物のパーツを切り出すとき、そのまま型紙を写して切り出して…という方は少数ではないでしょうか。
半裁やダブルショルダーは1辺が1~2mあり、大きすぎて作業がしづらいですからね。

プロの工房にあるような革1枚を丸々広げられる大きな机や作業台があればベストですが、私を含めて趣味勢の人でそこまで本格的な作業環境を揃えられる方はなかなかいないでしょう。

私はダブルショルダーを多く使用しているのですが、私の作業机はごく普通のオフィスデスクなので当然ダブルショルダーを広げて作業するなどできず、小物を製作する際はまず元の革から30cm幅くらいをカットして使用しています。

ただその30cm幅に切り出す作業がこれまた面倒なのです…。

切り出し作業がストレスMAX

私は普段オフィスデスクでカッターを使って革をカットしているので、当然ダブルショルダーから30cm幅で切り出すときもその環境で作業していました。

しかしこの環境には作業しづらい要素が山盛りです!
似た環境で作業されている方は恐らく共感していただけるのではないでしょうか。

まず作業机が小さく革を全部広げることはできないので、丸めた革から30cm+α分だけ広げます。
丸まっている箇所は結構大きくクルクルともとに戻ろうとして普通に邪魔ですし、そもそも広げる前にデスクを片付けなければなりません。

そうしてなんとかデスク上に作業スペースを確保すると、今度は革の下に敷くカッターマット問題と戦います。

カッターマットを敷いて、どこまで切っていいか(どこまでマットが敷いてあるか)確認し、ある程度カットしたらマットを次のポイントに動かす…という工程が必要となり、正直めちゃくちゃ面倒くさいです…。

ただでさえ狭いデスクで上の動作をしながらカットするのはストレスなのに、マットを敷いてある箇所を過ぎてデスクに傷がついてしまったときには目も当てられません。

私はA3サイズの少し大きめのマットを使っているのですが、よくあるA4サイズを使っている方は単純に倍の労力が必要なためもっと大変なことでしょう…。

私は上記の切り出しの作業に毎回大きなストレスを感じていたのですが、思考停止して数年間それを繰り返していました。
なぜ改善しようという気が起きなかったのか謎です…。

ですが、なぜか急に革用ハサミがあれば解決するんじゃないか?と思い至り購入してみたところ、綺麗にこの面倒くさい作業から解放されたのです!

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革用ハサミ最高!

そんな私が購入したのは以下の製品です。

理由は特になく、普段よく使っているぱれっとさんで見つけてよさげだったからです。
そのため他のハサミについては使ったことがないですがあしからず…。

さて使ってみた感想ですが、はっきり言って最高です!
今までのあのストレスはなんだったんだ!と謎の怒りが湧くくらいです(笑)

作業性が抜群!

まず何といっても、デスクもカッターマットも必要ないのが最高です!

私は大きな革は巻いて床において保管しているのですが、そのままちょっと床の上で広げるだけですぐ裁断できちゃいます。
面倒だったデスクの片付け等の作業スペースの確保から一気に解放されました。

またハサミなので当然床やデスクを傷付ける心配もないですし、使い方も普通のハサミと全く同じで何のコツもいらず誰でも使えるのもgoodです。

切れ味も抜群!

肝心の切れ味ですが、驚くほどよく切れます!

私は1mm前後の薄い革を扱うことが多いのですが、これ紙だっけ?と思ってしまうほどの抵抗のなさでした。
革によるところがもちろん大きいとは思いますが、普通のハサミで厚紙を切るよりもよほどスムーズに裁断することができました。

他にも手元にあった1.6mm前後の柔らかめなシュリンクレザーと2mm前後の硬めなスムースレザーを切ってみたのですが、どちらも問題なくカットできました。

もちろん硬めのスムースレザーは紙のようにとはいきませんが、無理に切っている感覚は全くなくいたってスムーズです。
ただ長い距離を切っていると、手が疲れてくる可能性はあると思います。

結論:作業スペースが狭い方は持っていて損はない!

結論として、私と同じように大判革を持っているけれど作業スペースが狭くて苦労している、という方には間違いなくおすすめです!

また、私は「ハサミなんてメインの作業には使えないよ」と正直見くびっていたのですが、今では一握りでカットできる小さいパーツであればメインの裁断道具として使用できるのでは?と考えるほどハサミの利便性を感じています。
ピカールケアーや青棒でメンテナンスすれば長く使用できそうですしね。

革用ハサミにはなかなかのポテンシャルがありそうなので、作業スペースに悩んでいる方もそうでない方も一度使ってみて損はないと思います!

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