こんにちは!
本記事では私が財布などの製作時に愛用している『角丸刀』というアイテムをご紹介させていただきます。
とても便利な道具ですので、ぜひ皆さんにもその魅力をお伝えできればと思います!
さっそくですが、こちらが私が使用している角丸刀です。
カーブした刃が付いており、彫刻刀の丸刀のような形をしていますよね。
これを逆手で握って革を押し切ることで角を落とすことができます。
実際に角丸刀で角を落とした製品の角はこんな感じになります。
だいたいの革製品はこのように角を落として手触りをよくしていると思います。
その際角丸刀のような専用の道具がない場合は、ホックや小銭などを利用して曲線をけがいた後、カッター等で細かく整えていくという地味に手間のかかる作業が必要になります。
四隅すべてを整えるとなればなかなか大変ですよね。
一方角丸刀は握って押し切るだけなので、時短になる素晴らしいアイテムなのです!
そんな角丸刀ですが、『道刃物工業株式会社』さんという老舗の彫刻刀メーカーさんが作っています。
角丸刀の素晴らしさを以下にまとめさせていただきましたので、ぜひご覧ください!
角丸刀のここがおすすめ!
切れ味がいい!
角丸刀の切れ味はものすごくいいです!
上の画像からもご覧いただけるように刃先はとても鋭利になっていて、軽い力でサクッと角を落とすことが可能です。
そんな切れ味の理由ですが、道刃物工業さんのメイン製品は彫刻刀である点にあると思います。
革よりも遥かに硬い木を彫るための刃物を主としており、その技術を以て角丸刀も作られているのですから、レザークラフトをする上で切れ味に何の心配も要りませんね!
音が出ない!
手で押し切るだけなので、無音で角を落とせるのも角丸刀の大きなメリットです!
角を落とすアイテムには他にもハンマーで叩くものもあるのですが、そちらは大きな打撃音が出てしまうのでマンションにお住いの場合などはご近所迷惑にならないか不安になっていまいますよね。
また真上から正確に打たないハンマーで打たないと失敗することもあるので、慣れるまでは少し手間もかかっていまいます。
その点角丸刀は手元で精密に調整でき、作業が非常にしやすい点もおすすめです。
サイズが豊富!
角丸刀はサイズ展開も豊富です。
刃幅4.5mm(刃の丸みの半径:3R)から40mm(25R)まで6種類用意されているので、きっと自分好みの幅が見つかるはずです。
ちなみに私は刃幅9mm(5R)を愛用しています。
直角に近いのでカードポケット部などにも問題なく使えますし、縫い目をカーブさせる必要がないのでガイド線を引くのも簡単です。
こんな使い方も!
角丸刀は角を落とすだけでなく、曲線を切り出すのにも役立ちます。
こちらは私が作成した社員証入れなのですが、透明な窓の部分のカーブを角丸刀で切り出して作りました。
角を落とす等で外のカーブを切り出すなら、上で述べさせていただいたように小銭などで曲線をけがい後に細かく切り出すことで問題ありません。
しかし上のような『内』のカーブを切り出すのはそういうわけにもいきません。
細かく刻むこともできないですし、カッターや別たちなどでこの直角に近いカーブを曲がるのは至難の業です。
そういったときにも角丸刀は大活躍で、以下のように外側・内側を問わずきれいに簡単に切り出すことができます。
きつい内側の曲線を切り出す作業をする作品作りではマストアイテムになるのではないでしょうか!
最後に
いかがでしたでしょうか、角丸刀の素晴らしさをお伝えすることができましたでしょうか。
お値段は一本3000円前後と、始めたばかりの方は手が出しづらい価格ではあると思います。
しかしそれに見合った価値は十分にあり、私はもう角丸刀なしの製作は考えられないほどです!
レザークラフトにも慣れてもっと追求したい!いろいろな作品を作ってみたい!と次のステップを考えている方にぜひおすすめです!
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