こんにちは!
商品撮影・物撮りを始めた方が必ず悩むと言っても過言ではないのが「スマホじゃなくて一眼レフやミラーレスなど本格的なカメラを買った方がいいのかな?」という点ではないでしょうか。
このテーマは数多くの方が解説されているかと思いますが、本記事ではまったくの写真素人が商品撮影・物撮りを始めた経験からお伝えさせていただきます。
専門知識や技術の話は比べるまでもなくプロの方の解説の方がためにるので、本記事では素人目線だからこそお伝えできる点を書いていければいいなと思っています。
結論:カメラはあった方がいい!
早速結論ですが、「スマホでもいいけどやっぱりカメラはあった方がいい」と思います。
私も決してグレードの高いものではないですが、以下のSONY ZV-E10というミラーレスカメラを使って撮影しています。
以下で理由を詳しく説明させていただきます!
画質はほぼ変わらない!
まず肝心な画質ですが、はっきり言ってほぼ変わらないと思います!
ちなみにミラーレスカメラで撮影した写真がこちらで

スマホで撮影した写真がこちらです。

どちらも特別な機材は使わずにルームライトの下でオート撮影、見やすいように露出だけ調整しています。
スマホの方が若干黄みがかっている印象ですが、画質についていえばなかなか違いを見分けることは難しいのではないでしょうか。
写真のプロなら一見して違いがわかるのでしょうか…?
しかしながらminneやCreemaで買い物している方のほとんどは写真のプロではないですし、細部が見づらいスマホの小さな画面で見ています。
ピンぼけ等基本的なミスでもしていない限り「この写真画質悪いな」と思われることはないかと思いますし、他がすべて同じ条件なのであれば、スマホかカメラの違いが購入に影響を与える可能性は低いのではないでしょうか。
カメラは写真の撮りやすさが段違い!
ではなぜ一番重要と思われる画質が変わらないにも関わらずカメラがあった方がいいのかというと、ずばり「写真の撮りやすさ」が段違いだからです。
そんなこと?と思われるかもしれませんが、私はこの点が一番カメラを買った価値があると感じています。
商品撮影・物撮りをしっかりしようとすると、露出やホワイトバランス、F値など細かい設定を避けて通ることはできません。
今どきのスマホはそのあたりの機能もしっかり搭載されているものが多いので、その点で困ることは少ないでしょう。
問題なのは、設定できるだけで快適に操作できるとは限らないということです!
私がスマホで撮影していた際、上記設定を調整するのが非常にストレスでした。
タッチ操作なので「あと1ポイント上げたい」というような微調整が難しく、誤タップも多いです。
そもそも「薄い板」というスマホの形状自体が、撮影動作にまったく向いていない!と感じます。
例えばサイズ感を伝えるために商品を手で持った状態で撮影することもあると思いますが、スマホの形状的に片手でシャッターを押すのはかなり難しいです…。
この問題は三脚を使えば解消しますが、いちいち三脚の高さや角度を調整するのは非常に作業効率が悪いです。
その点カメラは当たり前ですが写真撮影のための機器なので、上記のような取り回しで困ることはありません。
片手でもしっかりグリップできるよう考え抜かれた形状をしていますし、ダイヤルやボタンでの物理操作で細かい数値の設定も正確に行えます。
カメラを持っている方ならわかっていただけるかと思いますが、本当に撮影のしやすさがまったく違うと思います!
私はスマホを使用していた頃は撮影を非常に面倒に感じていて、雑に終わらせてしまうこともあったのですが、カメラを使うようになってからは心のハードルが格段に下がったと感じており、本当に買ってよかったと思っています!
周辺機器が豊富!
本格的に撮影をするようになると、カメラ1台で完結するということはほとんどなくなります。
ライトや編集ソフトなどをカメラと連携させ、撮影環境を整えることがほぼ必須と言えると思います。
そういった周辺機器ですが、スマホに比べて撮影専用の機械であるカメラの方がやはり圧倒的に豊富です。
もちろんスマホ対応の機器もあるのでそれらを揃えればカメラと同じレベルの撮影環境を整えられると思いますが、前述の通りカメラの方が圧倒的に使いやすく、周辺機器のラインナップも明確な差があるとなると、あえてスマホにこだわって揃える必要は薄いかなと思います。
特に「ライティング」は、私が撮影にあれこれ苦労してきた中で最重要と思っている要素なので、こちらの記事で詳しく紹介しています!
最後に
カメラはシンプルに高いですし、これだけスマホが発達した現代では正直かなり悩む買い物だと思います。私も散々迷いました。
最初はスマホで撮影することでも十分だと思いますが、他のショップの写真に埋もれないようなクオリティに辿り着こうとすると、いずれ思い悩む時がくると思います。
そんな時この記事のことを少しでも思い出していただき、カメラを導入するか否かの判断の一助になれば幸いです。