こんにちは!
私は2021年の6月くらいから本格的にレザークラフトを始め、レザークラフト歴はおよそ3年になりました。
レザークラフトを始めたての方やこれから始めたいと思っている方の中には、一体どれくらい続けたらそれなりのものを作れるようになるのだろうか、と先が見えずぼんやり悩まれている方もいらっしゃるかと思い、今回は私の成長の軌道をお見せしようと思います!
今でこそ副業として作品を販売するまでに至っていますが、正直初期の頃のクオリティは見るに堪えず、本当にお恥ずかしいので公開するかは悩んだのですが…、誰かのお役に立てればと思い恥を覚悟で記事にすることにしました。
ぜひこんな下手くそな人間でも続ければそれなりに作れるようになるんだなあ、と前向きな気持ちになっていただければ幸いです!
製作物から見るクオリティの変化
それでは実際に私が製作した革小物を時系列順に並べて、どの程度のものが作れるようになったか見ていきたいと思います。
始めたての頃
最初にして最大の問題作、超初期の頃に作ったパスケースです。
見ての通りこれがあまりに恥ずかしい出来栄えのため、記事にすることを渋っていました…。
↑表面
ステッチがとんでもなくガタガタです。
↑裏面
縫い糸の適切な長さもわかっておらず途中で糸が足りなくなっており、その処理も今見るとこれどうなっているんだ?というレベル…。
↑コバ
接着剤がはみ出しているのか、すごく汚いです。画像だとわかりづらいかもしれませんが処理も甘くガタガタ、ヘリ落としした箇所も上手く磨けていません。
以下にある通り私はレザークラフト塾さんのYouTubeを見てレザークラフトを勉強したのですが、これは動画もろくに見ずに本当に必要最低限の知識(縫い穴を事前に開けること、糸の両端に針を付けて縫うことなど)しかなかったのに、早くやってみたい!と勢いに任せて作ったものです。
平縫いの正しい手順もわからず道具も不十分であり、どう考えても見切り発車でした…。
ちなみにカットはできてるように見えますが、確か旧東急ハンズでパスケースキット(カット済み)みたいなものを購入したのでそこも自分の力ではありません。
最初は誰しもが通り道かもしれませんが、出だしは決して好調ではなく、本当に実用できるものが作れるようになるのだろうか?と頭を抱えたのを覚えています…。
半年頃
次に半年くらい経って基礎的な知識や技術を習得し、初めていい革を購入して自分用に作った三つ折り財布の写真です。
「エルバマット」という有名なイタリアンレザーを使用したのですが、オイルをしっかり含んだしっとりとした手触りが最高で今でもたまに触っています(笑)
以下のぱれっとさんの商品が大きさも厚みも種類豊富なので、初めての本番作品作りにおすすめです!
革も糸も黒なのでぱっと見粗が目立ちづらいですが、よく見るとまだステッチがガタついています。
糸の処理部分などがちょっと汚いですが、趣味として自分で使うには問題ないくらいのラインでしょうか。
レザークラフトを始めたことは周りにまったく言っておらず、このとき初めて友人に自分で作ったんだ、と見せて驚いてもらえたのはいい思い出です。
ここから友人の財布や名刺入れを作って使ってもらうようになりました。
半年程度で一応人前には出せるレベルになった、といったところでしょうか。
1年頃
そして1年ほど経ち、ついに販売を始めました。
今見返すと細かい部分の造りが甘かったり写真も素人感満載だったりで恥ずかしいものがありますが、1年で商品として代金をいただいてもおかしくはないレベルになれたようです。
3年(現在)
そして約3年ほど経った現在の製作物がこちらです。
ステッチもガタつくことなく、コバも綺麗に磨けていると思います。
さらに年月が経って見返すとこれもまだまだだなと感じる日が来るのかもしれませんが、我ながらちゃんと継続した成果が出ていると言ってもよいのではないでしょうか。
1年目の頃と比べて一番変わったのは写真の撮り方なのは言わない方向で…。
まとめ
何か月練習したらどれくらいの物が作れる、というのは多分に個人差があることは皆さま十分にご理解いただいていると思うのであくまで参考として私の例ですが、こんな感じでしょうか。
- 半年…自分・知人用に小物を作って外で使うことができる
- 1年…まだまだ改善の余地があるが、販売ができるようになる
- 3年…以前作った作品の粗が目立って見えるようになってきて、1度全部作り直したいな…と思うようになる
具体的な期間と目標を定めることはモチベーションの維持に重要だと思いますので、1つの参考としてお役に立てれば幸いです!
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